大学での「きもの着付け」の授業は無事に今期も終了です。
秋期の授業では『正月』や『成人式』をまたいで授業があるため、着付けの授業にとっては1月は良い機会になります。
学生達に、『初詣の時や、お正月番組とかで着物を着た人の姿が今までは気にならなかっただろうけど、今年からは気になるよ〜』
『あの人、衣紋(首の後ろの部分)が抜けてないなぁ〜』とか、『あれ?あの帯の締め方合ってる?』とか気になると思うよ〜と話すと、正月・成人式明けの授業では『先生の言う通り、気になっちゃった!』と皆んな言っています。
1:『着物』を着ている人を見ること
2:『着物』を着せてもらうこと
3:『着物』を自分で着ること
1のことすら、近年は珍しくなり、
2は七五三や成人式でも洋服が主流になり機会が減り、
3はほぼ、チャンスがありません。
そんな昨今ですが、男女ともに着物を自分で着ることは決して難しいことではなく、自分の体型を知り、美しく着られるようになると背筋がピンと伸びてシャキッとします。
日々の忙しさに流されがちな毎日ですが、気分転換として、また自分との対峙の機会としても、着物を活用してくれる人が増えるといいな~と願っています。