定期演奏会が無事に終わりました

第44回柳内調風門下生演奏会が無事に終了いたしました。今年はコロナ感染拡大が落ち着いている中で開催できたことを嬉しく思います。ご来場下さいました皆様どうもありがとうございました。
今年の相伝式では私の直弟子さん3名が初伝を修了し、調風先生よりお免状を頂きました。それぞれの方が仕事をしながらも一生懸命にお稽古に励み、精進されている姿は身も心も本当に美しいです。
大合奏曲では40名弱のお弟子さん達が箏・三味線・尺八を演奏しました。日本伝統楽器を親しんでくれる若いお弟子さん達が男女ともに増えて嬉しく思います!
久々の丸1日にわたる演奏会で私自身も体力と集中力を鍛え直さねばと痛感した1日でした…

浜松での発見!(その3)

(その1)で書いたように浜松は音楽と縁がある土地。その1つとして楽器博物館も有名です。気になっていたのでこの機会に訪れました。感想は『1日中見ていたかった…』と思うくらいに世界のいろんな楽器が所蔵されていてすごかったです!アジア、中東、ヨーロッパ、北米、中南米、オーストラリアなどなど地域ごとに分けられてみたこともないような楽器や、今の形になる前の原型の楽器なども展示されていて、とっても楽しかったです!一部の楽器しかどんな音がするのかは聴けませんが、年々聴ける楽器の数が増えているそうです。

博物館を訪れて改めて感じたのは『地域が違えど、人間が考えることは一緒なんだな』と。樹木や動物の皮など自然からの産物を利用いて楽器を作り、その音色で神を崇めたり、みんなで楽しんだり。船も飛行機もない時代に世界のそれぞれの地域で同じような楽器が生まれていることって面白いですよね。

浜松での発見!(その2)

尺八の神永大輔さん(和楽器バンド)と浜松での公演の際に子供たちから演奏の最後に花束を頂きました。そして初めて『レインボーカーネーション』を頂きビックリ!お恥ずかしながらこのようなカーネーションがある事を初めて知り、じっくり観察。。。後から染色した感じではないし、どうやって咲いたのだろう?と興味津々。浜松が原産地ではないようですが、私にとってレインボーカーネーションとの出逢いは浜松!花言葉は『感謝』。

人やモノ、環境、気持ち、などそれぞれとの”出逢い”に『感謝』です。

成子幼稚園(静岡県浜松市)にて演奏させて頂きました

和楽器バンドの尺八奏者・神永大輔さんと一緒に浜松市の成子幼稚園で演奏させて頂きました!

過去にも様々なアーティストの方々が演奏されていて、すごい幼稚園なのです…。『本物の音楽を体験させたい』というご意向で続けられている企画で、PTAと幼稚園の先生方が一丸となって開催されていました。

今までは年少〜年長+保護者を対象に一同を介して開催していたとの事ですが、コロナの影響で各クラス毎の演奏でした。それぞれクラス毎に雰囲気が異なり面白かったです。古典〜現代曲まで幅広く、わかりやすく、集中力に合わせて短く演奏し、子供達が知っている曲も弾きたいな〜と思い用意した曲は『パプリカ』。一緒に大きな声で歌ってくれて演奏している私達もとても楽しかったです!

演奏後や帰り際には、子供たちが『また来てね!』と何度も言ってくれて泣きそうなくらい、嬉しかったです。

神永さんと初めて一緒に演奏させて頂き、名プレーヤーなのはもちろん、多方面に博識家でいらっしゃいました!

今現在では中学校の音楽授業で日本伝統音楽を聞くことが教育要項に組み込まれていますが、幼稚園・保育園・小学校にも是非このように積極的に取り入れていって欲しく、日本伝統音楽・文化・楽器に触れる機会をもっともっと増やして欲しいと切に願います。

国士舘大学の面白さ

国士舘大学21世紀アジア学部というところで箏・三味線・着物着付けのそれぞれの授業を担当し指導させて頂いていますが、この大学ならではの面白さがあります。
その1つに『アスリートへ指導する』ということです。国士舘大学は文武両道の大学として有名であり、運動能力に長けた学生も多く、スポーツアスリートが多くいます。これまで私の授業を受けていた学生の中には『オリンピック選手候補生』がいて実勢に東京オリンピックに出場したり、各分野のスポーツの『日本代表選手』もいたりします。そして卒業後は『プロ野球』『プロサッカー』『プロバレーボール』など各分野のプロ選手として活躍する学生も多くいます。

授業を受けている時には『プロ』の片鱗を見せないような、一見普通のイマドキの学生でも、話を聞くとそのような素晴らしいステージ立っている学生もおり輝かしい未来を背負っている学生達から私はいつもパワーをもらいます。

『プロアスリート』に日本の伝統音楽や文化を指導できることが、とても嬉しいです。そして彼ら・彼女達が世界で活躍する際には必ずと言って良いほど今後感じるであろう『日本と世界』という視点において、一時でも私が授業で指導した思想・文化・歴史・技術などを思い出してくれたら…と願っています。

大学の学園祭!

夏の間は大学はお休み…なんて思われる方も多いかもしれませんが、夏は学園祭に向けて部活の夏季練習です!
50年以上の歴史ある国士舘大学の和楽器部『竹風会』は、毎秋に開催される学園祭で演奏するために夏季特訓になります。竹風会で箏・三味線の指導させて頂いておりますが、毎年個性豊かな部員がおります。そして国際色も豊かです。人数の増減があるものの、50年以上続いていることは誇らしく、学生が日本伝統音楽に興味を持ち、触れてくれる事を嬉しく思います。
今年は学内関係者のみしか学園祭に入れず、寂しい状況で、なおかつ雨天でのステージ演奏でした。『緊張したっ』『指の血豆が潰れた…』などステージ後には高揚した様子を見られて嬉しかったです。

屋外での演奏は天気が良ければ気持ちが良いですが、雨天だと楽器が濡れてしまうため、相当ハラハラでした…
楽器たちよ…無事に乾いてくれることを願うばかりです…

定期演奏会を開催いたします

父である柳内調風の門下演奏会を来月開催いたします。

昨年はコロナ感染拡大を考慮し演奏会を中止致しましたが、本年は感染拡大が収まりつつある状況を考え、またお稽古に励むお弟子さんたちの志位を高めるためにも開催することにいたしました。

私の直弟子や大学の教え子たちも出演させて頂きます。そして長男も初舞台を踏ませて頂きます。

日時:2021年11月28日(日)
会場:古賀政男音楽博物館 けやきホール
(小田急線、千代田線『代々木上原』駅 徒歩3分)
開演:午前11時30〜

『無料』『出入り自由』で、午前11時30分〜午後5時頃まで1日がかりで発表しておりますので『お好きな時に』『気軽に』お立ち寄りくださいませ。
日本の伝統音楽・楽器に触れ合う機会が少ない方々が多いかと思いますので、是非気軽に聴ける良い機会にして頂けば嬉しいです。

日頃より練習を積み重ね、一生懸命に和楽器と向き合い楽しむ若者達の姿も是非温かい目で見守って頂ければ幸いです。

会場は感染予防対策をしておりますので安心してご来場くださいませ。

今期も箏・三味線の授業が修了

国士舘大学で箏・三味線を教え始めて早8年。両親のアシスタントとして都度お手伝いさせて頂いていた時から考えると約20年…
今期も無事に授業を終えました。去年は実技なしのオンライン授業でしたが、今期はコロナ感染を防ぐために少人数での授業実施となりました。これまでとは違い学生が直接楽器に触れられる時間が長くなり、その分上達も早かったように感じます。
『本物の体験』をさせるべく立派な楽器を揃えて頂いている大学にも感謝です。

着物の授業同様に、コロナ感染拡大防止の事情で授業では学生がワイワイ話したり、活気が出せないことが残念でした。いつもは箏チームと三味線チームに分かれて、それぞれの楽器を習得後、お互いに学生同士で教えあったりする機会も作っていましたが、今年はなるべく接触を控えるために、そんな機会も見送らざるを得ませんでした。

コロナが終息し、学生同士も私達との対話も大声でワイワイと楽しんで話しながら学べる環境に戻れる日を心から待ち望んでいます。

今期も着付け授業を無事に修了

大学での『きもの着付け』授業、今期は履修生16名が無事に修了し資格を付与しました。毎期のことですが、『日本の伝統音楽』授業も然り、『私も大学の時にこんな授業あったら良かったのにー!』と思います(笑)
コロナ禍で対面授業がなかなか難しく、緊急事態宣言で授業が途中急遽休講になったこともあった今期ですが、技術を身につけて皆んなよく頑張りました!
しかし、残念なことが一つ…今期がこれまでと違うのが授業の活気です。マスクをして学生同士も間隔を空け、極力授業中も話さないようにさせられている学生達が可哀想でなりません。実技の授業は先生も学生同士も話してナンボのところがあるのに…。

コロナが終息し、学生同士も私達との対話も大声でワイワイと楽しんで話しながら学べる環境に戻れる日を心から待ち望んでいます。

国際色豊かです

日本とシンガポールのハーフであるアミリィ。ハードな仕事をしつつ、着付けの技術も習得して無事に修了しました。着付けを習い始めた当初は「自分1人で着られるようになるとは思えない…」と挫折しそうになったそうですが、数回すると「お!なんかできそうな気がする!楽しい!」となり、そして修了間近には細かい直しも自身でできるまで成長しました!お母様やお祖母様の着物を引き継ぎたいとのことでした。

着物は世代を越え、時を越えて共有できる衣服であることも魅力の一つです。シンガポールは寒くなることがないとのことで、着物の種類は袷ではなく、単衣や夏物が活躍しそうです。