2019年春期から、国士舘大学21世紀アジア学部で新たに『きもの着付け』の授業をスタートさせました。
私が大学生の時に、こんな授業欲しかった…と思います…
従来から担当している『日本伝統音楽(箏・三味線)』のように日本文化を学べる授業が多い中、なぜかきもの着付けの授業がなかったため、大学にご提案し、この度無事にスタートする事となりました。授業では着付けの技術だけではなく、着物にまつわる日本文化や歴史も学びます。また、着物ならではの所作やマナーなども実習する予定です。半期の授業後には、”着付け初級免状”も取得できる講座に致しました。
着物や音楽など、日本文化をいろんな角度から学び、多くの方がその美しさや魅力に改めて気が付けて頂ける”きっかけ”を増やしたく思っています。
観桜会にて演奏
昨日世田谷南ロータリークラブ様の観桜会で、演奏をさせて頂きました。
今回の演奏では箏・17絃・尺八・チェロ・バイオリン・邦楽囃子で父の楽曲『風籟章』を演奏致しました。邦楽器と洋楽器のコラボレーションは曲によっては ”和食と洋食が混ざったみたいで気持ち悪い”というものもあります。しかしこの曲は父が邦楽器と洋楽器のそれぞれの特徴や良さ、交わりや響きなどを細部まで考慮し作られた曲のため、むしろこれらの指定された邦楽器・洋楽器で演奏しないと成立しない曲になっています。
ちなみにこの邦楽器と洋楽器の曲は3部作で作られており、フルオーケストラでの演奏などもあります。
父とチェロの藤沢先生、バイオリンの白井先生とは、もう40年近くのお付き合いとの事。『音楽を通じてのコミュニケーションは年を経てもお互いに刺激になるね〜!』と話している姿を拝見し、大御所の先生方とこうして一緒に演奏させて頂けることに感謝の気持ちでした。
お庭の桜は満開で夜はライトアップされ、さらに美しさを増していました。