第47回定期演奏会のお知らせ

今年もお弟子さん達による定期演奏会を開催いたします。

・2024年11月10日(日)11時30〜16時30頃まで
・代々木上原駅近く 古賀政男音楽博物館 けやきホールにて

幼児〜80歳以上の方々まで年齢層も幅広く、日頃のお稽古の成果を発表する場であり、様々な曲を演奏いたします。
箏(こと)・三絃(三味線)・尺八を生音で気軽に聴ける機会でもあります。
私のお弟子さん達も多く出演します。仕事をしながらお稽古に通ったり、その努力に本当に頭が下がります。
お聞き苦しい演奏もあるかと思いますが、駅からも近く、無料で、気軽に出入りできる発表会ですのでお時間ある方は、是非お越しください。

私は…半分以上の曲に登場してますが『また出てるの?!』と思わずに見守ってくださいませ(苦笑)

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着付けの動画撮影

先月はコツコツと着物着付けの動画撮影をしていました。
女性着物は肌襦袢(下着)の付け方から名古屋帯を結ぶまで。男性着物は襦袢の着方から正装の羽織袴まで。男女ともに襦袢、着物、帯、袴の畳み方も。
特に腰紐の結び方や、女性は帯、帯揚げ、帯締めなど、男性は角帯、袴紐など特殊な結び方をするので、レッスンを受けた方もしばらくお着物を着てないと「あれ?!どうやるんだっけ!?」と忘れてしまいがち。そんな時に役立つようにと、姉とコツコツと不慣れながら簡易的な動画を制作してます。
ガッツリ作り込みたいけど、技術力が追いつかないので、まずはできることから!
私のレッスンを受講された方向けに、限定公開にする予定ですが、もしも「動画見て勉強したい!」という方がいればお声がけください(^-^)
ちなみに…動画撮影のある日、風邪で声がガラガラでひどい状態でしたが悪しからず・・・

きもの着付け:大学秋期授業終了

大学での「きもの着付け」の授業は無事に今期も終了です。

秋期の授業では『正月』や『成人式』をまたいで授業があるため、着付けの授業にとっては1月は良い機会になります。

学生達に、『初詣の時や、お正月番組とかで着物を着た人の姿が今までは気にならなかっただろうけど、今年からは気になるよ〜』

『あの人、衣紋(首の後ろの部分)が抜けてないなぁ〜』とか、『あれ?あの帯の締め方合ってる?』とか気になると思うよ〜と話すと、正月・成人式明けの授業では『先生の言う通り、気になっちゃった!』と皆んな言っています。

1:『着物』を着ている人を見ること

2:『着物』を着せてもらうこと

3:『着物』を自分で着ること

1のことすら、近年は珍しくなり、

2は七五三や成人式でも洋服が主流になり機会が減り、

3はほぼ、チャンスがありません。

そんな昨今ですが、男女ともに着物を自分で着ることは決して難しいことではなく、自分の体型を知り、美しく着られるようになると背筋がピンと伸びてシャキッとします。

日々の忙しさに流されがちな毎日ですが、気分転換として、また自分との対峙の機会としても、着物を活用してくれる人が増えるといいな~と願っています。


『着物着付け』春期授業終了

大学の『着物着付け』春期授業も無事に終了しました。
3年前から国士舘大学でスタートしたこの授業、当初は『女性クラス』のみでしたが2022年度より新たなチャレンジをスタートさせました。そう、『男性クラス』。

女性は七五三を始め、成人式や卒業式で着物や袴を、夏祭りや花火大会では浴衣を着る機会が男性より多いので興味を持つ女子学生が多いだろうと私も大学も思っておりました。
ところが当大学での別授業『日本の伝統音楽』の受講男子学生達に興味の有無を聞いてみたところ、意外に多くの学生が興味あるとのこと。学部自体にも男子学生が多いので是非開講したいと大学と交渉の上、なんと今年から開講する事ができました!

プライベートでの個人やグループレッスンとは違い、大学の授業としての構成にするために学術的な側面、技術的な側面、体験参加型の側面、あらゆる面からのアプローチを考えて半期の授業内容に仕上げました。
資格取得できる授業としての位置づけのため、1クラスの人数は制限を設けさせて頂き、今期女性クラスは3クラス、男性クラスは1クラス開講し、約30名が無事に修了しました。

いやはや、なかなかハードな授業でしたが、受講生がみんな楽しみながら技術や学術を身につけてくれて嬉しかったです。

大学の学園祭!

夏の間は大学はお休み…なんて思われる方も多いかもしれませんが、夏は学園祭に向けて部活の夏季練習です!
50年以上の歴史ある国士舘大学の和楽器部『竹風会』は、毎秋に開催される学園祭で演奏するために夏季特訓になります。竹風会で箏・三味線の指導させて頂いておりますが、毎年個性豊かな部員がおります。そして国際色も豊かです。人数の増減があるものの、50年以上続いていることは誇らしく、学生が日本伝統音楽に興味を持ち、触れてくれる事を嬉しく思います。
今年は学内関係者のみしか学園祭に入れず、寂しい状況で、なおかつ雨天でのステージ演奏でした。『緊張したっ』『指の血豆が潰れた…』などステージ後には高揚した様子を見られて嬉しかったです。

屋外での演奏は天気が良ければ気持ちが良いですが、雨天だと楽器が濡れてしまうため、相当ハラハラでした…
楽器たちよ…無事に乾いてくれることを願うばかりです…

今期も着付け授業を無事に修了

大学での『きもの着付け』授業、今期は履修生16名が無事に修了し資格を付与しました。毎期のことですが、『日本の伝統音楽』授業も然り、『私も大学の時にこんな授業あったら良かったのにー!』と思います(笑)
コロナ禍で対面授業がなかなか難しく、緊急事態宣言で授業が途中急遽休講になったこともあった今期ですが、技術を身につけて皆んなよく頑張りました!
しかし、残念なことが一つ…今期がこれまでと違うのが授業の活気です。マスクをして学生同士も間隔を空け、極力授業中も話さないようにさせられている学生達が可哀想でなりません。実技の授業は先生も学生同士も話してナンボのところがあるのに…。

コロナが終息し、学生同士も私達との対話も大声でワイワイと楽しんで話しながら学べる環境に戻れる日を心から待ち望んでいます。

国際色豊かです

日本とシンガポールのハーフであるアミリィ。ハードな仕事をしつつ、着付けの技術も習得して無事に修了しました。着付けを習い始めた当初は「自分1人で着られるようになるとは思えない…」と挫折しそうになったそうですが、数回すると「お!なんかできそうな気がする!楽しい!」となり、そして修了間近には細かい直しも自身でできるまで成長しました!お母様やお祖母様の着物を引き継ぎたいとのことでした。

着物は世代を越え、時を越えて共有できる衣服であることも魅力の一つです。シンガポールは寒くなることがないとのことで、着物の種類は袷ではなく、単衣や夏物が活躍しそうです。

親子で共に頑張りました!

初宮参りで着物を着たことをきっかけに、「自分で着られるようになりたい!」と希望し、産後2ヶ月から着物着付けをスタートした野村さん。
御子息と共にお稽古にいらっしゃり、ママが頑張る姿を見守り、そしてお稽古中もとっても良い子で過ごしてくれました!

母子で習得した着付け修了証!バイタリティ溢れる彼女らしく、あっという間に覚えてしっかり着られるようになりました♬子育てママならではの着方や帯結び、着物の選び方なども伝授いたしました。

水引ピアス

着付けのお弟子さんが趣味で、とても可愛い水引アクセサリーを色々作っています。私もいくつかピアスを作って頂いたのでご紹介♪
慶事や弔事の際の贈り物やご祝儀袋などに使う「水引」は、色や結び方の種類によって、意味や用途が決まっています。水引には3つの意味があるといわれています。
1つ目は『開封されていないという未開封を保証する』意味、2つ目は『魔よけ』の意味、3つ目は『ひもを引いて結ぶということから”人と人を結びつける”』という意味です。
結び方の意味も含めてお守りのようにアクセサリーとして身につけ、水引の色も自身で選べるので愛着も増します。

ご興味ある方はオーダー方法などご紹介しますので個別にご連絡ください♪


2021年度の大学授業スタート!

今年度の大学の授業が先月4月早々にスタートしました。
箏(こと)の授業、三味線の授業、着物着付けの授業はこんなに広い教室で行っています。窓からは竹林も見え、教室の建材は一級品。学生に”本物”を触れさせるために学部開講の際に大学が奮発して良いものを揃えたそうです。
贅沢な空間での楽しい授業、、、早くコロナに怯える日が過ぎ去り、ワイワイ活発に会話しながらの楽しい授業に戻ることを待ち望んでいます。
昨年度はコロナの影響でオンライン授業が中心でしたが、今年度は対面授業が再開です。始まったのも束の間・・・再度緊急事態宣言で臨時休講に…しかし、今週からまた再開です!
緊急事態宣言前の授業で、新2年生からは『去年対面授業がなかったから友達ができなくて寂しかった』という声を聞きました。新2〜4年生は口を揃えて『ようやく対面授業になって大学生らしい生活に戻ってきて楽しい!』と言っていました。コロナ禍だとサークルもアルバイトも友達との交流もほぼなく、楽しい時間が少ないようです。
そんな中で授業を再開するので、学生が楽しくて有意義な授業を体得できるように指導者として尽力したいと思います!