第46回定期演奏会が無事に終了しました

1年に1度の定期演奏会、今年も無事に終了しました。
ご来場くださった皆様、どうもありがとうございました!
お弟子さんたちは普段からのお稽古の成果を発表する場であり、『本番』『舞台』という経験を積む機会でもあります。本番は舞台の神様に微笑まれるか、イジワルされるか、その瞬間まで分かりません(笑)
でも何より『この日に向けて練習する、その姿勢』が一番素敵だと私は思っています。私自身、いくら練習しても何度チャレンジしても、本番では緊張感と高揚とハプニングにも見舞われます。だから生演奏は楽しいのかも知れません。
学生たちや若手奏者の皆んなも華を添えてくれて、賑やかでした!

舎中の門下演奏会なので、準備・当日・後片付けまで何せ裏方仕事も大変でございます。。。ちなみに箏の曲ごとのローテーションを最小限に検討しても今年は約40面の箏を使用しました。
お弟子さんたち、そして運営で支えて下さった音響・ナレーター・調弦師・会場・照明などの方々にも今年もお世話になり、感謝申し上げます。
家元は来年も11月に開催する意向でやる気満々ございます

年次総会での演奏披露

先月下旬、国際的な組織の年次総会にて演奏をさせて頂きました。

会員の皆様は7割が外国の方々で、総勢300人位のお客様に演奏を聴いて頂きました。

私が依頼を頂戴し、いつもサポートしてくれる姉、そして今回は両親にも出演をお願いしました。若かりし頃は父への演奏依頼を私たち娘が一緒に出演させて頂いていましたが、こうして自分から両親に演奏依頼をすることになったことも、嬉しく思っています。

姉妹のWelcome Musicでスタートし、そして本編の演奏も『桜の時期』『日本』『年次総会に相応しい華やかさ』をテーマに選曲しました。

拙い英語も役に立ち?多くの会員の方々とお話しでき、さらに自分の世界が広がって勉強になる機会でした。

ご縁に心から感謝しています。

 

星空&夜桜&箏コンサート@東京ガーデンテラス紀尾井町

桜の開花が楽しみになる3月。今年は天体望遠鏡などで有名な総合光学機器メーカーVIXEN様の天体観測イベントで演奏をさせて頂きます。
2019年にもご一緒させて頂きましたが、今回は完全屋外で実施するので、星空&演奏&夜桜も楽しめる内容です。なんて贅沢なシチュエーション!!!伝統音楽の話だけではなく、音楽と天文学とのつながりなどの小話もお伝えしようと思っています。
皆さんが耳馴染みのある春や星をテーマにしたJ-popなども演奏するので聴きやすく気軽にいらして頂けますよ♫ 春の星や夜桜を愛でにご来場くださいませ。

日時 2022年3月30日(水)18:30~20:00
   18:35~  和楽器コンサート
   19:10~  星空解説員による解説
   19:30~  自由観望+和楽器BGM演奏

会場 東京ガーデンテラス紀尾井町/紀尾井テラス3F 空の広場
奏者 柳内麻貴、矢島麻美湖

※荒天の場合は翌31日に延期。
会場参加:500円(税込)
申込:事前申込制となります。詳しくはこちらから。

https://www.tgt-kioicho.jp/event/details/evnt353.html

国士舘大学の面白さ

国士舘大学21世紀アジア学部というところで箏・三味線・着物着付けのそれぞれの授業を担当し指導させて頂いていますが、この大学ならではの面白さがあります。
その1つに『アスリートへ指導する』ということです。国士舘大学は文武両道の大学として有名であり、運動能力に長けた学生も多く、スポーツアスリートが多くいます。これまで私の授業を受けていた学生の中には『オリンピック選手候補生』がいて実勢に東京オリンピックに出場したり、各分野のスポーツの『日本代表選手』もいたりします。そして卒業後は『プロ野球』『プロサッカー』『プロバレーボール』など各分野のプロ選手として活躍する学生も多くいます。

授業を受けている時には『プロ』の片鱗を見せないような、一見普通のイマドキの学生でも、話を聞くとそのような素晴らしいステージ立っている学生もおり輝かしい未来を背負っている学生達から私はいつもパワーをもらいます。

『プロアスリート』に日本の伝統音楽や文化を指導できることが、とても嬉しいです。そして彼ら・彼女達が世界で活躍する際には必ずと言って良いほど今後感じるであろう『日本と世界』という視点において、一時でも私が授業で指導した思想・文化・歴史・技術などを思い出してくれたら…と願っています。

大学の学園祭!

夏の間は大学はお休み…なんて思われる方も多いかもしれませんが、夏は学園祭に向けて部活の夏季練習です!
50年以上の歴史ある国士舘大学の和楽器部『竹風会』は、毎秋に開催される学園祭で演奏するために夏季特訓になります。竹風会で箏・三味線の指導させて頂いておりますが、毎年個性豊かな部員がおります。そして国際色も豊かです。人数の増減があるものの、50年以上続いていることは誇らしく、学生が日本伝統音楽に興味を持ち、触れてくれる事を嬉しく思います。
今年は学内関係者のみしか学園祭に入れず、寂しい状況で、なおかつ雨天でのステージ演奏でした。『緊張したっ』『指の血豆が潰れた…』などステージ後には高揚した様子を見られて嬉しかったです。

屋外での演奏は天気が良ければ気持ちが良いですが、雨天だと楽器が濡れてしまうため、相当ハラハラでした…
楽器たちよ…無事に乾いてくれることを願うばかりです…

定期演奏会を開催いたします

父である柳内調風の門下演奏会を来月開催いたします。

昨年はコロナ感染拡大を考慮し演奏会を中止致しましたが、本年は感染拡大が収まりつつある状況を考え、またお稽古に励むお弟子さんたちの志位を高めるためにも開催することにいたしました。

私の直弟子や大学の教え子たちも出演させて頂きます。そして長男も初舞台を踏ませて頂きます。

日時:2021年11月28日(日)
会場:古賀政男音楽博物館 けやきホール
(小田急線、千代田線『代々木上原』駅 徒歩3分)
開演:午前11時30〜

『無料』『出入り自由』で、午前11時30分〜午後5時頃まで1日がかりで発表しておりますので『お好きな時に』『気軽に』お立ち寄りくださいませ。
日本の伝統音楽・楽器に触れ合う機会が少ない方々が多いかと思いますので、是非気軽に聴ける良い機会にして頂けば嬉しいです。

日頃より練習を積み重ね、一生懸命に和楽器と向き合い楽しむ若者達の姿も是非温かい目で見守って頂ければ幸いです。

会場は感染予防対策をしておりますので安心してご来場くださいませ。

今期も箏・三味線の授業が修了

国士舘大学で箏・三味線を教え始めて早8年。両親のアシスタントとして都度お手伝いさせて頂いていた時から考えると約20年…
今期も無事に授業を終えました。去年は実技なしのオンライン授業でしたが、今期はコロナ感染を防ぐために少人数での授業実施となりました。これまでとは違い学生が直接楽器に触れられる時間が長くなり、その分上達も早かったように感じます。
『本物の体験』をさせるべく立派な楽器を揃えて頂いている大学にも感謝です。

着物の授業同様に、コロナ感染拡大防止の事情で授業では学生がワイワイ話したり、活気が出せないことが残念でした。いつもは箏チームと三味線チームに分かれて、それぞれの楽器を習得後、お互いに学生同士で教えあったりする機会も作っていましたが、今年はなるべく接触を控えるために、そんな機会も見送らざるを得ませんでした。

コロナが終息し、学生同士も私達との対話も大声でワイワイと楽しんで話しながら学べる環境に戻れる日を心から待ち望んでいます。

小さな子供の体験レッスン

今回は年少さんと年長さんの子供たちの体験レッスンでした。3歳男児たちはお稽古場で思う存分走り回って戦いゴッコをしていましたが(笑)ちゃんとお箏の前に座って弦を弾くことができました。年長さんはさすが、落ち着きがあり楽譜を見ながらキラキラ星やチューリップなど知っている曲を弾けました。子供は習得がとても早くて驚きます。そして大きなお箏の前にちょこんと座ると本当に可愛いです♪

楽器を実際に触って弾くこと、音色を聴くことが難しいと感じられている日本伝統音楽ですが、是非多くの方に体験して頂き、その心地良さや楽しさ、奥深さを感じて欲しいと思っています!
体験レッスン、コロナ感染対策をしながらお待ちしております!
ご興味ある方はこちらよりご連絡ください。

https://www.yanai-tmc.com/contact/

(これまでの体験レッスンの様子などはこちらから→
https://www.yanai-tmc.com/jculture/

水引ピアス

着付けのお弟子さんが趣味で、とても可愛い水引アクセサリーを色々作っています。私もいくつかピアスを作って頂いたのでご紹介♪
慶事や弔事の際の贈り物やご祝儀袋などに使う「水引」は、色や結び方の種類によって、意味や用途が決まっています。水引には3つの意味があるといわれています。
1つ目は『開封されていないという未開封を保証する』意味、2つ目は『魔よけ』の意味、3つ目は『ひもを引いて結ぶということから”人と人を結びつける”』という意味です。
結び方の意味も含めてお守りのようにアクセサリーとして身につけ、水引の色も自身で選べるので愛着も増します。

ご興味ある方はオーダー方法などご紹介しますので個別にご連絡ください♪


2021年度の大学授業スタート!

今年度の大学の授業が先月4月早々にスタートしました。
箏(こと)の授業、三味線の授業、着物着付けの授業はこんなに広い教室で行っています。窓からは竹林も見え、教室の建材は一級品。学生に”本物”を触れさせるために学部開講の際に大学が奮発して良いものを揃えたそうです。
贅沢な空間での楽しい授業、、、早くコロナに怯える日が過ぎ去り、ワイワイ活発に会話しながらの楽しい授業に戻ることを待ち望んでいます。
昨年度はコロナの影響でオンライン授業が中心でしたが、今年度は対面授業が再開です。始まったのも束の間・・・再度緊急事態宣言で臨時休講に…しかし、今週からまた再開です!
緊急事態宣言前の授業で、新2年生からは『去年対面授業がなかったから友達ができなくて寂しかった』という声を聞きました。新2〜4年生は口を揃えて『ようやく対面授業になって大学生らしい生活に戻ってきて楽しい!』と言っていました。コロナ禍だとサークルもアルバイトも友達との交流もほぼなく、楽しい時間が少ないようです。
そんな中で授業を再開するので、学生が楽しくて有意義な授業を体得できるように指導者として尽力したいと思います!