定期演奏会を開催します

今年も定期演奏会を開催いたします。日頃からお稽古に励んでいらっしゃるお弟子さん達の発表の舞台です。(私も全25曲中11曲は演奏いたします)
今年は父:柳内調風の作曲作品をメインにした演奏曲目となっています。
『信楽狸』は歌ありの面白い和楽器オーケストラとでも言うべく編成です。『風飛翔』『風籟章』はまるで大河ドラマを彷彿させる洋楽器と和楽器の溶け合う響きが素敵な曲達です。
今年は久しぶりに私自身が『絃様』という独奏曲も弾かせて頂きます。
入場無料、出入り自由 で長時間演奏していますので、是非気軽にお立ち寄りくだされば嬉しいです!

緊張した面持ちでお弟子さんが舞台に立つ姿は、指導する者として微笑ましく感じ、同時に緊張が伝わりドキドキしたりもします。大人になってから、ましてや社会人になってから仕事以外の場所で緊張したり、鍛錬したりする事はとても貴重な機会だと思います。私自身、今はこの道を主としていますが、大学卒業後は15年以上会社員もしていたので、働きながらお稽古を続ける大変さも理解できます。だからこそ稽古に励むお弟子さん達を尊敬し、大切に丁寧に指導してあげたいといつも感じています。

発表会なのでお見苦しいこともあるかと思いますが、是非温かく聴いて頂ければ幸いです。

久々の家族演奏

先日、国際ロータリー2750地区の行事にお招き頂き、演奏してまいりました。

場所は素晴らしい庭園がある明治記念館。外国人留学生の参加も多くお客様達に喜んで頂けた模様。演奏家冥利に尽きます。
コロナ禍の影響でここ数年、演奏の機会が減っていたので家族4人での演奏は久々でした。家族ならではの阿吽の呼吸を感じ、安心感と信頼感とまだまだ精進せねば!と思う刺激を受けたひと時でした。

『日本の伝統音楽』春期授業終了

春期授業も無事に授業が終了しました。
コロナ禍でも対面授業が復活していますが、ワクチン接種の副作用がある者や濃厚接触者、陽性者などの学生は出席停止になって欠席が多いのが実情です。今期は6クラス総勢100名位の受講生でしたがコロナ以降、1クラスあたりの人数制限を設けたり、私語が禁止されたりクラスの雰囲気もコロナ以前に比べて賑やかさに欠けてしまいます。。。指導をする私達はもちろん細心の注意を払いながら日々生活しています。

コロナ前までは箏、三味線それぞれの楽器選択者が学生同士で教え合うなどの楽しいカリキュラムも取り入れていましたがそれも実施できずにいます。

とはいえ実技授業が再開した事を喜んでくれる学生達にとって、有意義な授業になってくれたことを願っています。現役学生の悩み、楽しみ、実情など生の声を聞くことができ 私自身もいつもパワーをもらってます!

星空&夜桜&箏コンサート@東京ガーデンテラス紀尾井町

桜の開花が楽しみになる3月。今年は天体望遠鏡などで有名な総合光学機器メーカーVIXEN様の天体観測イベントで演奏をさせて頂きます。
2019年にもご一緒させて頂きましたが、今回は完全屋外で実施するので、星空&演奏&夜桜も楽しめる内容です。なんて贅沢なシチュエーション!!!伝統音楽の話だけではなく、音楽と天文学とのつながりなどの小話もお伝えしようと思っています。
皆さんが耳馴染みのある春や星をテーマにしたJ-popなども演奏するので聴きやすく気軽にいらして頂けますよ♫ 春の星や夜桜を愛でにご来場くださいませ。

日時 2022年3月30日(水)18:30~20:00
   18:35~  和楽器コンサート
   19:10~  星空解説員による解説
   19:30~  自由観望+和楽器BGM演奏

会場 東京ガーデンテラス紀尾井町/紀尾井テラス3F 空の広場
奏者 柳内麻貴、矢島麻美湖

※荒天の場合は翌31日に延期。
会場参加:500円(税込)
申込:事前申込制となります。詳しくはこちらから。

https://www.tgt-kioicho.jp/event/details/evnt353.html

2022年新春演奏

本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

先日、東京国分寺ロータリークラブ様の新年例会において尺八奏者の中島孔山さんと一緒に演奏をさせて頂きました。お正月の定番曲である『春の海』や父の楽曲などを、ちょっとした豆知識をお話ししながら、演奏させて頂きました。

会の最初に演奏をさせて頂きましたが、御食事、ご歓談後にもありがたくもアンコールを頂き、会の締めとして再度演奏させて頂きました。
新年早々、日本伝統音楽を皆様が聴き入って下さり、そして興味を持ってくださった事を嬉しく思います。

ロータリークラブ様とは高校時代からお世話になっており、今でもこうして各地のクラブで公演や講演などをさせて頂けることを嬉しく思っております。




定期演奏会が無事に終わりました

第44回柳内調風門下生演奏会が無事に終了いたしました。今年はコロナ感染拡大が落ち着いている中で開催できたことを嬉しく思います。ご来場下さいました皆様どうもありがとうございました。
今年の相伝式では私の直弟子さん3名が初伝を修了し、調風先生よりお免状を頂きました。それぞれの方が仕事をしながらも一生懸命にお稽古に励み、精進されている姿は身も心も本当に美しいです。
大合奏曲では40名弱のお弟子さん達が箏・三味線・尺八を演奏しました。日本伝統楽器を親しんでくれる若いお弟子さん達が男女ともに増えて嬉しく思います!
久々の丸1日にわたる演奏会で私自身も体力と集中力を鍛え直さねばと痛感した1日でした…

浜松での発見!(その3)

(その1)で書いたように浜松は音楽と縁がある土地。その1つとして楽器博物館も有名です。気になっていたのでこの機会に訪れました。感想は『1日中見ていたかった…』と思うくらいに世界のいろんな楽器が所蔵されていてすごかったです!アジア、中東、ヨーロッパ、北米、中南米、オーストラリアなどなど地域ごとに分けられてみたこともないような楽器や、今の形になる前の原型の楽器なども展示されていて、とっても楽しかったです!一部の楽器しかどんな音がするのかは聴けませんが、年々聴ける楽器の数が増えているそうです。

博物館を訪れて改めて感じたのは『地域が違えど、人間が考えることは一緒なんだな』と。樹木や動物の皮など自然からの産物を利用いて楽器を作り、その音色で神を崇めたり、みんなで楽しんだり。船も飛行機もない時代に世界のそれぞれの地域で同じような楽器が生まれていることって面白いですよね。

浜松での発見!(その2)

尺八の神永大輔さん(和楽器バンド)と浜松での公演の際に子供たちから演奏の最後に花束を頂きました。そして初めて『レインボーカーネーション』を頂きビックリ!お恥ずかしながらこのようなカーネーションがある事を初めて知り、じっくり観察。。。後から染色した感じではないし、どうやって咲いたのだろう?と興味津々。浜松が原産地ではないようですが、私にとってレインボーカーネーションとの出逢いは浜松!花言葉は『感謝』。

人やモノ、環境、気持ち、などそれぞれとの”出逢い”に『感謝』です。

今期も箏・三味線の授業が修了

国士舘大学で箏・三味線を教え始めて早8年。両親のアシスタントとして都度お手伝いさせて頂いていた時から考えると約20年…
今期も無事に授業を終えました。去年は実技なしのオンライン授業でしたが、今期はコロナ感染を防ぐために少人数での授業実施となりました。これまでとは違い学生が直接楽器に触れられる時間が長くなり、その分上達も早かったように感じます。
『本物の体験』をさせるべく立派な楽器を揃えて頂いている大学にも感謝です。

着物の授業同様に、コロナ感染拡大防止の事情で授業では学生がワイワイ話したり、活気が出せないことが残念でした。いつもは箏チームと三味線チームに分かれて、それぞれの楽器を習得後、お互いに学生同士で教えあったりする機会も作っていましたが、今年はなるべく接触を控えるために、そんな機会も見送らざるを得ませんでした。

コロナが終息し、学生同士も私達との対話も大声でワイワイと楽しんで話しながら学べる環境に戻れる日を心から待ち望んでいます。

フランス文化の融合!

コロナ感染拡大の自粛が解かれ、体験レッスンを再開いたしました今回のお客様は国際的に活躍し地唄舞も嗜む大和撫子の旧友からご紹介頂いたフランスの美女たち!
フランスで学生時代から日本語を学び、今は日本で仕事をしている彼女たち。なんと着物も着付けられ、20~30着も待っていて良く着て出かけるそう。
日本人よりも日本文化に精通しています!

初めて箏に触れ、歴史を知り、音を奏で、曲を合奏して、日本伝統音楽のひと時を楽しく過ごして頂きました。

フランスも日本も歴史が長く、文化を大切にする風習が似ていますね!という話で盛り上がりました。私はドイツに縁があり住んだ期間も長いですが、彼女達からフランス文化を学べる良い機会でした。
そしてお一人は箏に惹かれて下さり、早速今月から個人レッスンをスタートすることになりました。私もレッスンが楽しみです!