大学後期も無事に終了しました。
授業の最後はレポート提出を必須にしています。
…しかも総勢200名分…きっと世の中には学生が提出したレポートは提出有無だけをチェックしている方もいるかと思いますが、私は1人1人のレポートを細かく読みます。
そして、毎年感じる事があります。それは『この授業が日本伝統音楽に持っていた学生達の固定観念を、変えられるきっかけになって良かったな!』という事です。
レポートでは受講前と受講後で、日本伝統音楽・楽器に対する考えや感じ方などどう変化したか?も問います。
単位欲しさにお世辞を書いている学生もいるかもしれませんが、ほぼ100%の学生達が『古臭いと思っていた日本伝統音楽・楽器だけど、1年間受講して本当に楽しかった!イメージが変わった!多くの人に体験して欲しい!友達や後輩に受講を勧める!この先の日本でも絶対に残して欲しい』と書いているのです。これこそ先生冥利?につきます。
今では触れる機会がない、身近にない楽器となってきた日本伝統楽器ですが、実際に体験し続ける事によってこれほどに変わってくれるのです。たった週1回の授業を1年間続けるだけでも…
是非皆さんも体験して頂きたく思います!
そのお力に、柳内伝統音楽・文化院がなれたら幸甚です。